強烈で残酷

2005/02/10

津波が来た時
海の上にいた。

シップの水深測定器では
水深が50メートル程度のポイントだった。

それでも、軽くフワッとした。
大きな船が フワッとした。

波が、島々に、
何時間も、今までに見たことのない強さで
強烈に ぶつかっていた。

島と島の間の海に、段差ができて、
1時間以上、川のようになっていた。

水面には、水底から
吹き上げられた熱帯魚が
おなかを ふくらませて、
水面に 浮いていた。


自然は、なんて 強烈で
なんて 残酷なんだろう。


その日の夕方、海に 入った。

水深12メートル付近から、
水面までの水中の景観が変わっていた。

場所によっては、
何もなくなって、瓦礫と化していた。

ここに、津波当時、
滞在していたとしたら…
そう考えると、ゾッ と した。

水底の景観は、チョットやそっとの
強烈な海の流れなんかでは
びくともしない。
それが、何にもなくなった。

陸上でおきた悲惨な状況以上の事が
ここで、起きたのだろう。















*************************************************

当時の
切実な感情 そのままに
記録 記憶 として 残して います 。

 

 

 

 

 
 ++ r ++